私の好きなお店のひとつヨハンナ・グリクセン
自然素材を用いたテキスタイルのお店です。
伝統的な機織の技法で織られた
しっかりと目の詰まったファブリックで
幾何学的なパターンは色使いによって印象が変わりますし
何よりも自然素材の持つ優しい感触が魅力です。
そして、丈夫であることもお勧めポイント。
バックやテーブルリネンはもちろんのこと
インテリアテキスタイルまでと幅広いラインナップです。


デザイナーでオーナーでもあるヨハンナ・グリクセンは
「ARTEK」設立者の1人であるマイレ・グリクセンの孫娘で
アアルトのデザインしたテキスタイルを
織ることを許されている唯一の人物だそうです。
店内は、ファブリック同様
シンプルで、アットホームな雰囲気
ディスプレーを見ていると
あれもこれも欲しくなってしまいます。


どれにしようか悩んで
私が買ったのは、画像のバックとポーチです。
チューブバックは、程よい大きさで使い勝手がよく
モノトーンにオレンジの配色が気に入っています。
バックは、青系に黄色、モノトーン同士など
様々な配色があります。
また、色の組み合わせはオーダー可能とのこと。
自分だけのオリジナルも良いですね。
日本では、北欧雑貨を扱うお店の他BEAMSで購入出来るようです。

Johanna Gullichsen HPはこちらから    
Fredrikinkatu 18
00120 Helsinki
tel/fax +358 9 637 917

3番のトラムの路線沿いにあり
お店の隣は小さな広場です。
パリにもお店があります。

74, Rue du Cherche-Midi
75006 Paris
tel/fax (01) 4222 1267





5月5日、息子の初節句でした。
子供を産むまでは、祝日のひとつという感覚でしたが
今年からは、今までとは違った祝日になることと思います。
相方の甲冑を息子に。と
先月、相方の両親が届けてくれて一緒に飾りました。
35年以上前のものですが、古びた感じはなく
むしろ味が出てきて丁度良い雰囲気。
綺麗に残しておいてくれた両親に感謝です。



柏餅も忘れずに。
私は、味噌あんが好きなのですが
よもぎ餅に包まれた粒あんも美味しいですよね。
子供の頃、よもぎを摘んで
母にお団子を作ってもらった記憶があります。
昔は、家の周りによもぎが生えていたんですよ・・・。



大袈裟ですが
こうして、相方の甲冑を息子へと受け継ぐことができ
みんなが嬉しい気持ちになった1日でした。
甲冑を背にご満悦?!の息子。
もちろん、ドイツの相方にも報告しました。



久し振りにヘルシンキにある私の好きなお店をご紹介致します。
「TORI」はフィンランド語で「広場」という意味。
小さな広場に面したカフェなので
この名前が付いたのだと思います。

ヘルシンキのカフェはどこもそうですが
若者からお年寄り、家族連れやお勤めの方など
お客さんの層が広く、居心地の良さが特徴です。
数種類の日替わりランチは、どれもボリューム満点。
ハーブ入りパンの付いたスープセットは
7ユーロでお釣りのくるお値段。
ヘルシンキではお手頃価格なのでお勧めです。

この時のスープは、豚肉と大きめ野菜のさっぱりスープ。
大根、人参、ジャガイモ、玉ねぎがたっぷり入っていて
この一皿でお腹一杯になりますよ。


冬のある日、店先にベビーカーが仲良く並んでいました。
なんとなく心温まる光景です。
夏は、広場に設けられたテラス席が人気。
いつまでも明るい夏の夜、ビール片手に
のんびり時間を過ごすのがフィンランド流でしょうか。
広場の前をトラムが忙しく通り過ぎるのを
ぼんやり眺めるのも良いですよ。
ふらりと1人でも入りやすいお店です。

TORI
Punavuorenkatu 2 00120 Helsinki
ランチは15時まで。
深夜2時まで開店。夜はHIPな雰囲気です。


コメントへのお返事&ご訪問が
大幅に遅れております。申し訳ありません。
PCを開けない日が続くこともあり
1日の短さを感じる今日この頃です。

少しの間、コメント欄を閉じさせて頂きます。
余裕が出来ましたら、再開したいと思います。
今まで頂いたコメントにはお返事させて頂きますので
どうぞよろしくお願い致します。




以前、「北欧のちいさな刺しゅう」 という本に
少しだけコラムを書かせて頂いたご縁で
ブティック社さんから発売中の
「手づくりのあるゆっくりな暮らし」という本に
フィンランドの子育てについてのお話や
妊娠中に作った赤ちゃん小物などを紹介させて頂きました。

本のタイトル「手づくりのあるゆっくりな暮らし」通り
人や地球に優しい暮らしのヒントが
沢山詰まった素敵な本です。
個人的には、全国のお味噌汁のお話が面白かったですよ。
よろしかったら、ご覧になって下さいませ。




桜の季節もそろそろ終わり・・・
東西の桜餅を美味しく頂きました。



前回の「考えてみました」に
皆さまから沢山のコメントを頂き、感激致しました。
1つ1つの言葉を噛み締めながら拝見させて頂きました。
こんな風にコメントを頂けること自体幸せなことだと思います。
とても良い勉強になりました。
Leiさん、そして皆さまどうもありがとうございました。



前々回の「木の葉パン家の家庭事情」の記事に
Leiさまから以下のようなコメントを頂きました。(一部抜粋)

お連れ合いが一緒に住んでいらっしゃらないことで
いろんな思いがおありだとは思うのですが、
それを「母子家庭」という言葉で表現することは、
できれば控えていただきたいと思うのです。
もちろん、木の葉パンさんだけでなく一般的に使われる言葉なので
深い意味はなくお使いなのだと思いますが、
本当に子どもを女性ひとりで育てている「母子家庭」の人間からすると、
納得のいかない気持ちになってしまいます。
特に日本は精神的にも経済的にも社会的にも
どんどんきびしくなってきているのです。




現在、相方が単身赴任をしているので
息子と二人で暮らしている状況を
Leiさまのご指摘通り、深い意味はなく
「母子家庭」という言葉で表現してしまいました。
正確には、我が家は「母子家庭」ではありませんから
本当の意味での「母子家庭」の方がご覧になったら
良い気持ちがしないのは、当然のことと思います。
仰るとおり、日本は女性一人で子供を育てるには
とても厳しい環境だと思います。
こんな簡単なことも分からず
投稿してしまった自分の浅はかさを恥じ反省しております。
Leiさま、大切なことを気付かせて下さりありがとうございます。


訂正です。
木の葉パン家は相方が単身赴任中なので
息子と二人で暮しています。



「母子家庭」と聞いて
日本ではきっと「大変だろうな」とか「可愛そうに」とか
「どうしてそうなったのか」などと思う人が多いと思いますが
フィンランドでは、こういう状況が
特に珍しいことではないので「そうなんだ」
という感覚の人が殆どだと思います。

フィンランドに住んでいた頃、色々な形の家族に出会って
それを不思議とは思わずにいました。
結婚せずに20年以上一緒に暮らしているカップル
子供がいるけれど結婚していないカップル
母と子供の家族、父と子供の家族、養子を受け入れたカップル
みんな違う国に住んでいる家族
親の離婚→再婚で片親の違う兄弟姉妹・・・
多種多様な家族のカタチや暮らし方が可能なのは
どういう生き方をしていても、平等に権利が与えられ
社会がそれらを受け入れ、誰もが安心して暮らせる制度が
整っているからなのだと思います。

日本では、結婚していないと、どうしてだと言われ
今度は、結婚していも子供がいないと何故かと問われる。
結婚して子供をもうけて一人前というような考えが
依然として残っているように感じるのは私だけでしょうか。
今回、たまたま私は子供を授かりましたが
このまま子供がいなくても、相方と仲良く暮らせていけたら
それが一番の幸せだと思っていました。
人生をどう生きるかは、人それぞれで
正解なんてないものだと思うんです。
Leiさまのように、女性一人でお子様を育てていらっしゃる方
ご夫婦だけの方、独身の方、私のように夫と子供がいる方
全ての人たちが、等しく幸せを
感じられる世の中になりますように。
ライフスタイルは多様化しているのに
それに社会制度が追いついていないのが
日本の現状なのだと強く感じます。






長文を最後まで読んで下さりありがとうございます。
皆さまのところへは、これからお邪魔させていただきます。
↑お彼岸に、おはぎをほうじ茶で頂きました。






前回から大分時間が空きましたが
少しだけ前回の補足です。
フィンランドで、医療費が無料となるためには
KELAという社会保険組織に加入していなくてはなりません。
外国人の場合は、加入条件に満たない場合もありますので
その時の医療費は自己負担です。
分娩費は、誰であっても2~3万円程度かかります。
完全に無料というわけではありませんが
日本と比較したら、相当な違いです。


それでは、妊婦生活 in フィンランドの続きです。

検診
フィンランドでは、5月に妊娠が分かってから
毎月1回の検診とドクターによる診察を合わせて計7回。
毎回、まずは体調や変わったことはないか聞かれ
それから検査に入ります。
検査の順番も自分で決めて良いんですよ。
例えば、今日は尿検査は後でとか、先にしますとか。
患者さんの立場で検診が進みます。
一方、日本ではあらかじめ採尿・体重・血圧を測っておいて
検診というシステマチックな流れ作業のような感じで
これはこれで、効率的で良いのだと思います。
フィンランドの方がアットホームだったのは確かです。

超音波検査
フィンランドで3回、日本でも3回受けました。
フィンランドでは、じっくりドクターと一緒に
赤ちゃんの状態を見ることができ楽しかったです。
これは頭、背骨・・・など詳しく教えてくれます。
それに、超音波画像も沢山頂けたので
家に帰ってから何度も見返して楽しんでいました。
日本では、こちらから質問しない限り
あまり説明してもらえず
画像は、1枚頂けるだけでしたので
なんとなく物足りない気分でした。



食べ物について
フィンランドでは、豊富な乳製品
(牛乳・チーズ・ヨーグルト)を勧められました。
もちろんお野菜、お肉お魚と
バランスよく食べるように言われますが
SUSHIはダメよ。といわれました。
体重について特に言及されることはなく
私にとっては天国でした(笑)
日本は、体重管理について厳しですよね。
妊婦用のサプリメントを勧められたので、服用していました。
それが上の画像。
日本では、低塩分、低カロリーが当たり前。
所謂「日本食」を食べるように心がけました。
それにやっぱり「日本食」は美味しいです。

服装
食事制限の無い?フィンランドの妊婦さん達は
服装も普段と変わらないし
妊婦用下着や腹帯をしている人はいないのではと思います。
特に腹帯は、日本特有のものなのかな
フィンランドでは、チビTシャツでヘソ出しスタイルの
妊婦さんが結構いましたよ。
私は妊婦用下着(日本で購入)で
お腹をしっかりガードしてました。
マタニティーウエアは買わず、フィンランドのLサイズで
どうにか出産までがんばりました。

フィンランドの女性達は、妊娠・出産を特別のものではなく
ごく自然に受け入れ、楽しんで過ごしているように感じました。
(もちろん日本でも同じだとおもいますが)
友人なんて、予定日間近まで雪の中を散歩してました。

冷えるし、滑ったらどうするの!って思っちゃいます。



今回は、ここまでにしておきます。
これから、皆さまのところにお邪魔させて下さい。
最後まで読んで下さり
いつも、ありがとうございます。





実は、母子家庭なんです。
相方が単身赴任の為
息子と二人で暮らしています。


というのは、フィンランドから9月の末に戻って
相方は、10月からドイツへ赴任。
ドイツ行きは、フィンランドにいる時から決まっていたことで
私も一緒に行く予定でしたが、出産を控えていたので
日本に留まることにしました。

ドイツでの赴任地は、国境沿いの田舎町。
この町自体は、石畳の残る綺麗な所で好きな場所なんですが
病院探しやら色々大変でしょうし
何しろ、初産で丸高ですから
日本で産むのが安心という結論に達しました。

相方は、出産間近から1ヶ月の休みをとって帰国。
束の間の父親体験をして、現在またドイツにおります。
ドイツへ戻る日、相方の息子と別れる辛さをこらえる姿を見て
ウルルンと涙が出てしまいました。
「後ろ髪を引かれるおもい」とは
まさにこのことだなと、感じた木の葉パンです。
でも、相方は坊主なんですけどね。


そんなドイツの親バカから届いたものが画像のゾウさん。
ドイツのテディベアで有名なシュタイフ社のもの。
タオル地素材で、中に鈴が入ってるベビー用のぬいぐるみです。
バンダナ姿がとても可愛いゾウさんですが
息子は、まだはっきりと見えないようですし
握れるようになるのは、もう少し先になりそう。
今は、ベットの近くで相方のかわりに息子を見守っております。

後で分かったんですが、このゾウさんは
雅子様が愛子様のために選ばれたお品だそうです。
もちろん相方は、そんなこと知りません。




日本の親バカは、ドイツの親バカへ
息子の画像付きメールを送るのが日課です。




出産からあっという間に1ヶ月以上が過ぎ
少しずつ時間に余裕が持てるようになってきました。
息子の力強く泣く声、バタバタと動かす手足
小さな体で自分を表現している姿は
理屈ぬきに愛らしく
何時間見ていても飽きないものです。
と、完全な親バカ街道まっしぐらな木の葉パンです。



妊婦時代、フィンランドで診察を受けた経験等を
忘れないうちに少し書き留めていこうと思います。

画像は母子手帳。右がフィンランドのものです。
手帳というよりも、蛇腹式でコンパクト。

妊娠が分かった頃、横浜市(我が家は横浜市民)の産院が
減っているというニュースがありました。
相方のフィンランド赴任は10月までと決まっていたので
いずれにしてもフィンランドで出産は出来ない為
横浜の産院に分娩の予約する為に1度帰国しました。

でもフィンランドでは、産院の心配なんてありません。
Neuvola(ネウボラ)という
産婦人科と小児科が一緒になったような施設(制度)があり
もちろん、費用は無料!
自分の住む地域のNeuvolaがケアしてくれる安心のシステム。
私のNeuvolaは、自宅のお隣にありとても便利でした。

Neuvolaでは、尿・血圧・体重・胎児の心音などの検査は
私担当の助産士さんが診てくれて
何か問題があれば、すぐにラボへ検査の予約をしてくれます。
それ以外の超音波や内診はドクターによってなされます。
いずれも予約制で待ち時間は無く
診察時間は30分から1時間。
親切、丁寧な対応で、安心&納得のいくものでした。
スタッフは(私の知る限り)全て女性というのも
妊婦にとっては嬉しいことでした。
また、夫同伴で診察を受けるのは当たり前なので
相方も毎回会社を休んで通ってくれました。

他にも色々と書くべきことがあるような気がするのですが
今回はこれでおしまいにしておきます。
細かいことは、思い出しながら書き残していく予定です。



今日は、バレンタインデーですね。
フィンランドでは、Ysta:va:npa:iva:。
「友達の日」と呼ばれています。
友達同士でカードを送りあうものなんですよ。

去年、友達の日の記念切手について
記事にしてありますので
よろしければご覧下さいませ。
こちらから







皆さまから心温まるお祝いメッセージを
沢山頂きましたことに
驚きと喜びと感謝と感激と
色々な想いで、胸が熱くなりました。
お会いしたことのない方が殆どなのに
息子の誕生を喜んで頂けるなんて
ブログをやっていなければ
得ることの出来ない経験だなぁと、改めて感じながら
相方共々、感謝の気持ちでいっぱいです。
こういった交流がもてましたことを
心から幸せに思います。
それなのにお返事が出来ず、大変心苦しい限りです。
この場をかりまして、御礼申し上げます。
本当に、ありがとうございました。


上の画像は、フィンランドの友人が
出産のお祝いに作ってくれたものです。

柔らかタオルの可愛いネコのぬいぐるみは
お茶仲間で私のフィンランド語の先生でもある友人から。
そして、彼女のお母様は水色のブランケットを作って下さいました。
(彼女のお母様にはお会いしたことがないんですが)
このブランケットは赤ちゃん用で小振りのサイズ。
フィンランド製の毛糸で編まれており
ウールとキャメルの天然素材100%でふわふわです。

ピンクのウール巾着とモヘアのスノーマンは
フエルトやニットの作品を作るアーティストから。
彼女は、夏になるとマーケットにお店を出していますし
大聖堂前のKiseleff Houseというお店では
いつでも購入可能です。
私は、彼女のフエルト製リンゴを持っています。

リンゴとKiseleff Houseの記事は、こちらから ご覧下さい。



この巾着には、秘密があるんですよ。


それは・・・







巾着をひっくり返すと
なんと可愛らしい赤ちゃんが隠れているんです。
こんな素敵な仕掛けに大喜びしたことは言うまでもありません。
そんな私を見る、嬉しそうな彼女の笑顔も良い思い出となってます。


1日がこんなにも短く思えるのは初めてのことです。
育児の大変さは、想像以上でしたが
それ以上に得る大きな喜びもありますので
苦労だとは全く感じないのですね。
親になって改めて、両親のありがたみを実感しております。



頂いたコメントへのお返事が出来ず
皆さまの所へもお邪魔できないのが
とても申し訳ない気持ちで
コメント欄を閉鎖しようかと思ったのですが
そうするとブログの良さが半減するのかなとも思い
今まで通り、コメントは閉鎖せずに
記事をアップさせて頂きました。
お返事が大幅に遅れておりますことお詫び致します。




Hyva:a: Uutta Vuotta!
(新年 明けましておめでとうございます)

昨年中は、沢山のご訪問&コメントを
頂きましてどうもありがとうございました。
皆様とのネットを通じての交流は、学びの場でもあり
多くの刺激を与えて頂き、楽しみの場でもあります。
これからも、どうぞよろしくお願い致します。





私事で恐縮ですが・・・





ブログお休み中の平成19年1月1日に
男の子の母親となりました。

今は、無事出産を終えた安堵感と喜びで一杯です。
これからの毎日、様々な出来事が
子供を通して起こるかと思うとワクワクしてきます。
昨日退院したばかりで、てんやわんやの我が家
こんな状態も楽しく思えるのって、本当に幸せなことです。
フィンランドで授かったこの小さな命
いつの日か3人で、フィンランドへ行く楽しみが増えました。



そんな訳で、ブログの更新ものんびりペースになりそうです。
今までの記事にコメントを
頂いたままになってしまい申し訳ありません。
時間をつくって、お邪魔させて頂きますので
どうか、お許しください。


今年が皆様にとって
良い年でありますように!